-4- 第339号  TokyuBunka Times  平成13年3月12日

中学高等学校

卒業記念講話

「みんな地球に生きる人」を聞いて


私たちができること

6 D 甲斐 恭子

 アグネス・チャンさんの「みんな地球に生きる人」の講話を聞いた。実体験を交じえた難民のお話を聞いて、私は難民という飢えや病気で死んでいく人々の悲惨さを忘れかけていたと思った。それは、何か辛い問題に直面すると、思いつめてしまうこともあるからだ。それは彼らにとって、うらやましく、考えもしない悩みだろう。だから、悩みを持つこと自体幸せなのだと実感した。

卒業記念講話  また、我が印象に残ったことは、難民と私たちとの生活水準の格差がありすぎるということだ。私たちは特別な国で生まれ、生活しているのであり、発展途上国の人々に目を向けなければならないということに共感した。


しかし、現状として、使い捨てがやめられないような生活をしている日本人には大変難しいと思った。だから、私は一個人として自分の生活だけに囚われず、UNICEFに募金をしたいと思った。そのためにも、大学で一生懸命勉強して仕事に就き、働きたい。アグネス・チャンさんは「勉強をすると、自由になる。」とおっしゃっていた。確かに勉強は最終的に、仕事や収入という選択可能な、すなわち自由な生活につながるものである。だから自分自身でその自由を利用し、難民の人々のことも考えていけたらいいと思う。社会の中では、すぐには丸く収まらなくても、それに向けて努力することは必要だ。たくさんの障害があるかもしれないうが一歩一歩進んでゆきたいと思う。


テーブルマナー

和食のマナーを学んで

6 B 荒木 真美

 2月27日、私たちは最後の学年行事である和食のテーブルマナーを学ぶために八芳園へ行きました。始まる前に掘越先生が「和食のテーブルマナーを学ぶことはきっと最初で最後だろう」とおっしゃったので私は気を引きしめて臨みました。

テーブルマナー  お箸の持ち方から始まりお椀のふたの開け方や料理を食べる順番など、細かい部分の一つ一つを丁寧に教えて頂きました。その中で茶道でしか使用しないと思っていた懐紙が、日本料理のマナーで使われていたのには、少し驚きました。懐紙は受け皿の代わりにしたり、汚れをぬぐうなどとても大切な役目をし重宝します。


 先生は「礼は飲食に始まる」′マナーを身につけることの大切さをお話して下さいました。相手や自分が気持ちよく食事をするためには、マナーを身につけておく事がとても重要なことだと改めて理解できたような気がしました。
 今後、人と食事する機会が増えると思いますが、四年生での洋食マナー、今回の和食のマナーで学んだことを活かしていけたらいいと思います。


スキースクール報告

初めてのスノーボードを体験して

2 A 満田 干晶

 私は今回、初めてスノーボードに挑戦しました。最初は不安で、スキーにした方が良かったかな、などと思いました。初日は、片足だけボードにつけて滑ったのですが、バランスがうまくとれず思うようには、滑れませんでした。

スキースクール:スノーボード コーチと共に 次の日からは、リフトで頂上まで行き、ターンや木の葉すべりなど、色々な滑り方を習いました。練習しているときは、楽しくて楽しくて、一日のレッスンがとても短く感じました。今では休みの日に、滑りに行くほど、スノーボードが好きになりました。最初は迷っていたけれども、今ではスノーボードにして良かったなと思います。来年はスノーボードでも検定が、受けられるようなので、私もぜひ挑戦してみようと思っています。



充実した六年めのスキースクール

6 C 岡田 智子

 私にとって、この六年間の冬休みはスキースクールから始まった。今までは、ただスキーを滑ることだけを考えていたが、今年は少し違っていた。自分が最上級生である上、初めて係にもついたため、全体のことも色々と気にすることができた。一日一日があっという間に過ぎていき、それと共に団体生活の大変さを改めて知った。

スキースクール:夕食風景  今年は雪が少なく、あまり良い雪質ではなかったため、検定も受けることができず、とても残念だった。しかし、六年間のうちで一番、滑りを楽しむことができ、一番上達できたスキースクールだと思う。検定は受けられなかったがそれ以上に習得したものはたくさんあった。これからもスキーを続けいつかはゴールドを目指したい。



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