-8- 第340号  TokyuBunka Times  平成13年7月2日

幼稚園

ゆきうさぎ ようちえんだより ゆきうさぎ

はじめてのプレゼント

--母の日のために--

「先生にハイおみやげ!」
登園の途中で見つけたシロツメグサやタンポポ、きれいな小石など自然界からの恵みのプレゼントを手に毎日登園してくる年少組のRちゃんやMちゃん、四月当初は、「ママがいいの!」とお母様にしがみついてなかなか離れられずにいましたが少しずつ幼稚園生活の楽しさがわかり「ママ、パイバーイ!」と元気よく自分のクラスへ入っていかれるようになりました。

園庭にて

園庭にて

ママにはヒ・ミ・ツ

 五月の第二日曜日は母の日、幼稚園ではこの日を記念して子どもたちひとりひとりに素敵なお母様でお与え下さったことを神様に感謝する礼拝を行い、子供達の心のこもった手作りプレゼントをお贈りしています。
 どのクラスの子供達も大好きなお母様へ感謝の気持を表すために年長組はクッキー、年中組はクッキングミトン、年少組は洗濯バサミエプロン作りに励み、母の日には子供達からの感謝の言葉を添えてお渡ししました。
 今までプレゼントをいただく経験ばかりだった年少組の子供達はエプロン作りの楽しさに加え、プレゼントを贈る喜びや嬉しさも味わうことが出来たようです。
 子供達から届いた初めてのプレゼントについてお母様からの感想をいただきました。

“母の日礼拝のお迎えで玄関でさようならをするとすぐに絵本袋からプレゼントを出して「ママいつもお仕事してくれてありがとう!!」と言って渡してくれました。お家まで内緒は我慢できなかったようです。家に着くと「ママ、あけてみて!」とそれは熱心なのです。生まれて初めての息子からのプレゼント…。とても有りがたくいただきました。”(K母)

“とってもかわいいエプロンのボードを絵本袋からニコニコしながら出し姉のHと仲良く「ママありがとう」と言って渡してくれました。とても嬉しくて泣きそうでした。私の胸にあて「ママとってもかわいいよ」とにっこり笑っている姿は一生忘れません”(Y母)

“帰り道プレゼントを見せたくてしょうがない様子でしたが「お家に着いたら見せてもらうからね、お母さんドキドキしちゃう」と言いながら帰りました。「お母さんいつもお料理してくれてありがとう、お洗濯してくれてありがとう」と言ってくれました。プレゼントを見せてもらい「うれしい」と抱きしめたら、Yも嬉しそうでした。「いつもありがとう」と何度も言ってくれました。”(Y母)

 温かなぬくもりの中で子供達のやさしさが育まれています。

(主任 豆鞘 美砂子)






同窓会

同窓会総会および観劇会

盛況のうちに終わる

 平成13年度同窓会総会は観劇会と同日の6月9日(土)、芸術座で開催されました。
 当日は750席がほぼ満員になる盛況で、遠方からも沢山の同窓生が参集し、会場は熱気に包まれていました。皆、なつかしい顔に会って喜びでいっぱいです。
 午後4時、定刻に総会が始まり(1)役員の選出および紹介(2)事業報告および計画(3)決算報告と監査報告並びに予算の承認(4)学園理事長の挨拶とプログラムどおりに進行しました。
 役員の選出では会長、副会長の留任が承認され、壇上で三役並びに各幹事長紹介の後、湊会長から挨拶がありました。三役、幹事長は次の方々です。(任期は2年)

会 長湊  くに
副会長長岡  文
石川 悦子
会計監査赤木 公江
青木 純子
幹事長(専門)中川  悦
〃 (むつみ会)竹の谷智子
〃 (短大)長井 康子
〃 (医技)相賀 静子
〃 (小)森本 光生
 事業報告および計画は、総務担当の佐伯かよ子理事から説明があり、学園祭や「泉」発送、国内旅行への参加のお誘い等、多彩な行事の紹介がありました。  決算報告と予算案承認は、会計担当黒澤教子理事により進められ原案どおり承認、監査が無事終了したことも報告されました。
 続いて森本晴生理事長から、学園の近況についての説明と挨拶をいただき、最後に湊会長の号令の下、去る3月9日に逝去された、名誉会長白井スエノ先生(前同窓会長)に全員で沈黙*注を捧げ、午後4時20分閉会となりました。


*注:沈黙= 新渡戸稲造が1931年に本校の前身「女子経済専門学校附属高等女学校」の「教職員心得」として残した「一、毎日授業を始むるに当り一分間の沈黙を守ること。」にもとづく。国際連盟事務次長の時に、新渡戸稲造が宗教が異なる国際会議に際して初めの1分間の沈黙であとの会議の効率を高めたことに由来する。
注記:Web版編集部




観劇会「空のかあさま」

 総会終了後、10分間の休憩をはさんで観劇会に移りました。今年の演目は、最近注目され始めた、童謡詩人金子みすゞの生涯を描いた「空のかあさま」です。同窓生石井ふく子さんの細やかで優しい演出により、哀しく切ない親子の愛情が描かれています。  終演後、石井さんと主演の池内淳子さん、斉藤由貴さんへの花束贈呈と三人からのご挨拶があり、大満足の一日でした。




発行者 〒164−8638
  東京都中野区本町6の38の1
  (電話 03−3381-0196)
学校法人東京文化学園

短期大学・幼稚園
高等学校・医学技術専門学校
中学校・ビジネスアカデミー
小学校・児童研究所
発行人:森本晴生
編集人:総合企画室
印刷所:(株)共栄社印刷所

Web版製作:東京文化学園情報システム室


戻るタイムス目次へ戻る

戻る東京文化短期大学資料室へ戻る

戻る 東京文化学園ホームページへ戻る

Copyright (C) 2001 TOKYO BUNKA GAKUEN