-5- 第346号  TokyuBunka Times  平成15年7月7日

中学校・高等学校

来年度から高校はブレザー服へ

校長 森本晴生

Photo  東京文化中学校・高等学校は、教育目標として「3H精神の実践と国際的な感性を身につける」を掲げています。この教育目標を形として表現するもののひとつとして、創立以来「セーラー服」を制服としてきました。資料として明確に残っていないようですが、昭和六年に女子経済専門学校(新渡戸稲造校長、森本厚吉理事長)が成美高等女学校を引き継いだときに、制服も引き継いだと卒業生の間で語り継がれています。
 その後、太平洋戦争、高度成長、バブルの崩壊など、学校を取り巻く環境は大きく変化しています。その対応として、学校の施設設備の改修を進め、一方では制服の見直しにつき検討を重ねて来ました。三年前には制服の変更を考え、サンプルを展示し、アンケート調査なども行いましたが、諸般の事情により変更を見合わせました。
 その後も、委員会を作って検討を継続してきましたが、学園創立七十五周年を迎えた学校生活を、さらに活気あるものとするために、来年度以降の制服につき次のような判断に達しました。
 高校生には、清潔・端正・品位の生活目標に加え、知性、エレガントさ、りりしさを表現する制服として、来年度の新入生から「ブレザーを主体とした制服」に変更いたします。なお、中学生の制服は現行の「セーラー服」といたします。高校の在校生についても、現行の「セーラー服」を着用することといたします。
 新制服は校内に展示し、ホームページでも公開し、入学案内にも掲載しています。



高校一年もおいしい給食

高1B 佐々木美香

Photo  カフェに行くことは、私が一日の中で楽しみにしていることの一つです。四時間目が終わり、カフェに行って色々な話をしながら給食を食べる・・・。それほど長い時間ではないけれど、その間、先生方、先輩方、友達と触れ合うことができ、私は給食の時間が大好きです。揚げパン、手作りゼリーなど、充実したメニューで毎日美味しいし、残すなんてとんでもないくらいです。給食は東京文化の自慢の一つです。二年生になって、お弁当を持ってくることになっても、きっと給食が食べたくなると思います。今日も給食の時間が待ち遠しいです。

ある日のメニュー


理化学研究所を見学して

高1C 谷口美咲

Photo  高校に入学して間もなくの四月十九日、私は理科の土曜講座に参加し、和光市にある理化学研究所の一般公開に行ってきました。
 それまで私は、科学というものはとても難しく、特別な才能を持っている人にしか理解することができないものだと思っていました。しかし、このイベントに参加してから、科学に対するそのような先入観がなくなりました。
 研究所では、身近な材料や話題を取り上げ、私たちにも理解できるようにやさしく説明をしてくださいました。たとえば、卵の黄身と白身ではどちらがコレステロールが多いかという実験では、試薬の色の濃さの違いからコレステロールの量を比べ、黄身の方がはるかに多いということがわかりました。また、インターネットの脅威であるコンピューターウイルスについても知ることができました。たった一日で、私は多くの科学の知識を得ることができたような気がしました。

Photo  一般公開には、百以上もの研究室が参加していたので、すべてを見学することはできませんでしたが、自分のため、人類社会の未来のために役立つことばかりだったと思います。
 今回のこの土曜講座の参加は、私にとって科学に触れ、理科を好きになるきっかけとなりました。そして今、「科学と私の距離」が少し縮まった気がします。

細胞の観察



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