-3- 第353号  TokyuBunka Times  平成17年12月12日

ルネッサンス80プロジェクト
短期大学


短大活動報告
クラブ活動充実期に突入

男子バドミントン優勝
男子バスケット三位


 本学のクラブ活動は文化・体育ともに充実の時をむかえ、青春の汗を流し、地域との交流を図っています。
ソフトボール:中野区春期大会男子の部第3位。
秋期は女子の部初参加し準優勝。
バドミントン:日短協全国大会シングルス小椚恭平(1W)と男子団体がベスト8。
都短協大会で古豪の東海大短大を撃破し、見事男子優勝。
バスケ:初参加の同大会で男子第3位。
ボランティアサークル・カノンは特養での活動が4年目になり、新渡戸賞を授与されました。
(顧問 清水憲二)

ソフトボール部
ソフトボール部


中野まつり

学友会会長 小林春恵

Photo  十月の一日・二日に、中野区主催の『中野まつり』に学友会とボランティアサークル「カノン」が伴に参加いたしました。模擬店では、ケロッコやポップコーン・アイスクリーム・東京文化短期大学名物のパウンドケーキなどを販売しました。「中野まつり」は今年で四回目の参加となりますが、学生達が共に励まし合い協力をすることで、より一層地域の方々との交流に努める事ができ、とても嬉しく思います。
 いよいよ二年生から一年生へと引継ぎの時期を迎えます。一年生には、これまでに諸先輩方が築き上げられてこられた伝統を受け継ぎ、また豊かな創造力で新しい伝統を作りあげていけるように強く願っております。
▲「中野まつり」参加風景


生活学科 生活学科

「高齢者からのご褒美」


吉川美加

 核家族が多い日本では、高齢者と接する機会がないまま過ごしている人が多い。私も例外ではなかったが、老人ホームの介護職として働いている時に、入所利用者である数百名の高齢者に出会うことができた。その方々にとって大切な人生の最終章を共に過ごせたことは、私にとって素晴らしい財産になったと思っている。
 「介護は重労働で、神経も遣って大変ね。」とよく言われたが、大抵は、「そうでもないですよ。楽しいし、何よりご褒美があるから・・」と答えていたように思う。「ご褒美」とは何か。もちろん物質的なものではない。高齢者の慈愛に満ちたまなざしと微笑み、発するきれいな日本語、礼儀や常識あふれるふるまい。凛として生きる姿勢を一緒に生活するなかで学ばさせていただけることである。高齢者と話をし、その方のタイムトリップに同行することも楽しみであった。関東大震災、昭和初期の海外暮らし、戦争中の配給、戦後の闇市での商い、流行歌や人気俳優、結婚や子育ての様子など歴史・文化・生活全般について、折々に聴くことができた。認知症で少し前の記憶が難しい方でも、若かったときの自分のことをしっかりと語り、人生相談にのっていただけたこともあった。
 困難な時代を生き抜いた強さとやさしさをもつ高齢者。私は介護の現場で多くの高齢者と接する機会を通し、心を豊かにしていただいた。普段、この人生の大先輩と接することがない人にも、是非機会を作り、「ご褒美」をいただいてほしいと思う。まずは自分の祖父母の方と、そして近所の方や、施設入所の高齢者の方と地域の活動やボランティアなどを通して、お話をしてみたらどうだろうか。




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