-2- 第355号 TokyuBunka Times 平成18年7月12日

ルネッサンス80プロジェクト
短期大学
生活学科

平成十七年度就職・進学状況

熱心な就職活動が実を結ぶ

栄養士就職率・介護福祉士就職率100%
資格をいかして仕事につく
就職課長 大島恵子

 資格取得をめざす学生は、通常の授業と共に学外での実習も多く、その時期をぬっての就職活動となる。今春も学生の就職活動に対する意欲と努力が、専門職への道を拓くことになった。
 栄養士としての就職は計画採用が可能な給食受託会社を中心に六割の学生が受託会社に就職した。給食業務の委託化が急加速する中でこの傾向はさらに強まっていくと思われる。
 介護福祉士については、特別養護老人ホームを中心とした求人が数多くあり、学生は実習での体験をふまえて進路を決めているようである。
現在、専攻科学生の求人先開拓、学生支援をすすめている。

【栄養士としての就職】
エームサービス、富士産業、日清医療食品、レオックジャパン、日本給食サービス、シダックス、二幸、メフォス、江東園、済生会栗橋病院、PL健康管理センター、井の頭保育園、バオバブ保育園、こぶし保育園、八王子すみれ保育園、JPホールディング、NPO 法人シニアネット21中野、練馬区教育委員会、東京文化学園、シェイプアップハウス、ABCクッキングスタジオ他

【介護職としての就職】
浴風会第三南陽園、第二育秀園、和田堀ホーム、久我山園、総合福祉施設ときわぎ国領、みなみ園、美浜苑、すずかけの郷マイホーム晴海、練馬区・台東区社会福祉事業団、塩船園、幸園、アバンセ、豊かな里、フロソール調布、葵の園川崎、日の出が丘病院、御代田中央記念病院、ベネッセスタイルケア他

【その他の就職】
五興商事、ファイブフォックス
【進学状況】
四年制大学編入者三名、専門学校二名、専攻科三九名


専攻科
資格が二つになって

児童生活専攻主任 星道子

 C専攻では、取得可能な資格として、保育士に幼稚園二種免許が加わった。早速、幼稚園教諭になるための一週間の教育実習が、六月半ばから始まった。
 子ども達と触れ合う時間は短いが、この学校の教育目標である「いのち・やさしさ・おもいやり」が、実習先の子ども達にも伝わるように接していって欲しい。それにより子どもとの触れ合いがより温かいものになることを願っている。

スポーツ大会
サッカー加わり七種目に汗



 スポーツ大会が五月二七日(土)に実施された。残念ながら雨天となり、体育館での実施となったが、生活学科(食物栄養・生活福祉・児童生活専攻)一・二年生と専攻科児童生活専攻三年生の九クラスが七種目を競い合った。競技での健闘もさることながらクラスT シャツのデザインも楽しみの一つとなり、クラスの一体感を盛り上げていた。今年は男子競技としてサッカーがプログラムに入り、楽しいスポーツ大会となった。

スポーツ大会選手宣誓
▲スポーツ大会選手宣誓


生活学科 生活学科

境界領域を超えて


生活福祉専攻助教授 田嶋順子

 医療チームの中で看護師という専門職として大学病院の中で勤めておりました。集中治療室での仕事が長く、緊迫する命の現場でした。医療チームの専門家と患者さんとの関係をより良いものにするためには、思いやりのある関わりが重要になります。専門家は自分の担当以外は分からないといいますが、病気をしている人にとっては誰にでも側にいる人を頼りにしたいものです。大学も専門性の高い環境ですので、学生も大人を見たら、同じように頼りにしたいと思っているのではないでしょうか?
 今期より着任し多くの学生と接してきて感じるものは、大変エネルギーがあって元気が良いことです。秘められた可能性がいっぱいに詰まっているよう感じられます。学生の思いや気づきを育てていくには愛情が必要です。それには専門家の境界領域を超えて知恵を出し合い育てていくことが大切と考えます。「私は専門職でしたから他のことは分かりません。」というスタンスでは、学生の学習を応援する姿勢ではないと考えます。未熟な私ですが、頼りになる先輩としてお役に立ちたいと思っています。




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