「第64回 野尻学荘だより」 第9号



“光に歩めよ若き子らよ 限りなき成長こそ汝らが日々の祈りなれ”
第64回野尻学荘だより [No.09] 発信日・08/18/99
長野県上水内郡信濃町桐久保 (C)東京YMCA少年長期キャンプ野尻学荘

「キャンプの日々」 遠泳のあった17日の夜は、メインホールに一同が集まりスタンツを楽しみました。
スタンツは、キャビン毎に寸劇や歌を短い時間に発表するもので、トミソングにもある通り「だまって準備して、アッと言わせる面白さ」があります。
また、10日間以上ともに生活をしてきた仲間が、話し合って出し物を決めていくプロセスが大切になります。
どのキャビンも生活の中でのエピソードやリーダーのものまねや替え歌などなどよく工夫していました。一通り発表がおわると5人の審査委員の厳正なる審査の結果発表があり、上位3チームと個人賞にはお菓子の商品が荘長より手渡され拍手喝采でした。
おわりに全員で肩を組み、「今日のわざ」 を歌い消灯です。

キャンプの楽しみは、愉快なリーダーと仲間との共同生活が一番です。最初は小さかった歌声も日に日に大きくなり、食事の準備にしても早くなりました。
笑い声も多くなり、食欲も旺盛、ビックリするほどよく食べます。これも長期キャンプのなせるものです。キャビンの名前もだんだんと決まってきました。
キャビン毎の特色がよく出ています。

水小屋

先日、悔し涙を流しているボーイズに出会いました。
あるものに挑戦しているのだが思うように行かないので、思わず涙がでたのです。なんと美しい涙ではありませんか。いつかはその涙が達成感に変わることでしょう。精一杯チャレンジできることも学荘の楽しみの理由であると確信した次第です。

(キャンプディレクター 土谷 隆)


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