-8- 第360号 TokyuBunka Times 平成20年3月11日

2008年4月から、学校法人 東京文化学園は学校法人 新渡戸文化学園に変ります。


事務局

さよならそしてこんにちは

-東京文化タイムスは次号から新渡戸文化タイムスに-

 学園の広報紙『經専タイムス』は、昭和9(1934)年6月に創刊されました。
 その後、暗い戦雲の下「敵性語追放運動」(敵対国や交戦国で使用されている言語を排斥し、自国語に言い換える運動)により、昭和17(1942)年7月にやむなく『經専学報』と改題、戦時下一時発行が途絶えました。

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經専タイムス創刊号

 戦争が終わり、日本にも平和が戻って6年経った昭和26(1951)年1月『東京文化タイムス』として復刊、当時は専門の編集者を迎えて月刊で発行していました。
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東京文化タイムス創刊号

 その後、編集を学園職員が手がけるようになり、昭和44(1969)年から年4回(1,3,6,10月)発行、平成6(1994)年以降は年に3回発行しています。
 平成18(2006)年7月12日発行の355号より版型をB5からA4に拡大、表紙をカラーに変更し、本号(2008.3.)までに通巻360号を数えた通称「タイムス」は在学生、教職員、同窓会員などの皆様にお配りしてきました。
 学園名称の変更に伴いタイトルは変わりますが、学園からゆかりの皆様へのお便りとして今後とも続いてゆきます。



 昭和9(1934)年6月に創刊の『經専タイムス』を読むと、冒頭に森本厚吉博士の「今日の教育」記事、親善使節として経専高女代表として海を渡った人形の櫻子さんなどが掲載されています。
 昭和9(1934)年と言えば、東北地方を中心に冷害と不漁が相次ぎ、その年の同地方は深刻な凶作となって飢饉が発生した年。
 海外では我が国はワシントン海軍軍縮条約の破棄を通告、ムッソリーニ、ヒトラー等が台頭し、スターリンの「大粛清」が始まる等のきな臭い時代。
 そんな時代にも森本厚吉先生の記名記事は、明るい未来を目指した進歩的教育を見据え、学園の親善使節として、人形櫻子さんは平和の架け橋として渡米したのです。
 これからも『タイムス』は学園の明るいニュースを提供してゆきたいと思います。



訃 報

ご冥福をお祈りいたします。

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元理事長
大久保安威
平成20年1月13日


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元医技校長
大森昭三
平成19年12月21日








創立80周年 記念募金状況

平成20年1月31日現在、
2,096口、95,706,083円の
ご協力をいただいています。
ありがとうございました。
なお一層のご支援をお願いいたします。

ご寄付の一覧は次々号に掲載予定です。



同窓会

卒業おめでとう

新入会員約330人

 今年も卒業の季節になりました。同窓会では小学校から短期大学まで、およそ330人の新会員を迎えることになり、各校で入会式が開催されます。
 最初の入会式は、三月一日に卒業式を控えた高校生を対象にしたもので2月28日に視聴覚室で行われました。同窓会の紹介、幹事の任命等の後、同窓会からの入会記念品や会則・会報が入った封筒が配られ、皆にこにこ顔で受け取ってくれました。
 若い卒業生の入会で、同窓会の活動がますます活発になることを期待しています。

大久保安威先生のご逝去

 去る1月13日に学園元理事長・大久保安威先生が逝去されました。先生は学生・生徒にはいつも優しく、とりわけ幼稚園や小学校の夏期学校を視察して、子供達と山登りや写生をするのがお好きでした。よくパステル画をお描きになり、学園内で先生の絵を欲しがる者も数多くおりました。同窓会室の中に一枚、いただいた花の絵が飾られており、見る者を優しい雰囲気で包んでくれています。
 ご葬儀には同窓会の副会長・有志の面々も参列し、ご冥福をお祈りしました。

平成二十年の活動

 昨年は学園創立八十周年の記念式典参加、同窓会総会開催、浅間高原寮お別れ旅行など忙しい年でしたが、今年はまた例年の活動に戻ります。主な行事は次の通りです。

幹事会
5月12日(月)

観劇会
7月6日(日)
新橋演舞場「おしん」

「泉」発行
9月末

新渡戸祭参加
11月2日・2日

その他
部会開催、旅行計画
入会式等


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